第1回 2006年1月25日(水)  尾畑文正氏(同朋大学教授)
第2回 2006年2月 8日(水)  篠田陽作氏(ナチュラリスト)
第3回 2006年2月28日(火)  尾畑文正氏、篠田陽作氏の対話

昨年、フォーラム環境では「寺子屋“かんきょう”こうざ」として、温暖化や大気汚染などの問題、食の安全の問題、無駄づかいということの問題など、私たちの生活の中で見えてくる“環境問題”を、ナチュラリスト・篠田陽作氏とともに確認し、同朋大学教授・尾畑文正氏とともに、そのような問題を真宗はどう見つめてゆくかということを学びあいました。

 そのような講座を持ち、見えてきたことは、現代様々な場面で声高に叫ばれている“環境問題”は、“いのち”の問題に帰結するのではないかということです。つまり経済の発展に心とらわれる現代社会は、自らの都合のいいように自然を支配し、自らの権利を主張するあまり、人が人を断じ、傷つけ続け、ともに生きる“いのち”を見失っているのではないかということであります。そして、そのような自然への恩、我が身へのありがたみを忘れたような、自己的な利便性の追求から様々な“環境問題”が生み出されているのではないかということです。さらにその解決策としての主張さえも、ともすれば自らの力を頼り、“いのち”を支配してゆこうとする方向を向いているのではないかということに気付かされたことでありました。またさらに、そのように生み出され続けている“環境問題”という社会の状況に、私自身も連なっているということがあります。

そこで今年は、“いのち”ということをテーマとして、学んでゆきたいと思います。