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暁天講座 2018


毎年8月1日から5日まで、5日間の早朝講座。午前6時15分からお勤めが始まります。講座は午前8時頃まで。聴講無料。毎年多彩な講師陣で開かれ、聴講者にはパンとジュースをお配りします。夏の朝、自分の人生に向き合うひと時を、ともに過ごしませんか。


    はやおき鳥(子ども向け)同時開催
                  詳しくはこちら

 


8月1日~5日/午前6時15分~8時/名古屋別院本堂アクセス
※聴講無料
※手話通訳をご希望の方は事前にお申込みください。
★暁天講座を5日間連続してご聴講の方に、名古屋別院 報恩講のお斎(とき:食事)券引換券(12月14日~18日に利用可能)を進呈します。詳しくはお問合せください。


 

2018年度 暁天講座
いつもと違う特別な朝。

2018年8月1日(水)



講師名 金田一 秀穂(きんだいち ひでほ)
肩書き 杏林大学外国語学部教授・国語学者
講題 言葉の生まれた時

【略歴】

1953年東京都生まれ。祖父は金田一京助、父は金田一春彦。 上智大学文学部心理学科卒業。 1983年東京外国語大学大学院修了。 日本語学を専攻。その後、中国大連外国語学院、コロンビア大学などで日本語を教える。 1994年ハーバード大学客員研究員を経て、現在は杏林大学外国語学部教授を務める。また、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、ブラジル、スペイン、 韓国 などでも日本語教師の指導を行う。

【主な著書】

『金田一秀穂の心地よい日本語』(KADOKAWA)、『手紙に使える 会話に役立つ 美しい日本語が身につく本』(高橋書店)、『日本語のへそ』(青春出版社)
 

【講演要旨】

今から5万年前に人類は言葉を獲得したと考えられています。言葉がなかったときと、言葉が出来た時、どのようなことが起きたのか、それが今の私たちに教えてくれることなど、いろいろお話ししたいと思います。

 

2018年8月2日(木)

   

講師名 光永 圓道(みつなが えんどう)
肩書き 比叡山延暦寺一山 大乗院住職
講題 千日回峰行 今を生きる

【略歴】

1975年東京生まれ。1990年比叡山にて得度受戒。1997年花園大学文学部仏教学科卒業。2000年比叡山延暦寺一山  大乗院住職。2008~2016年まで無動寺谷明王堂輪番。2009年千日回峰行満行。北嶺大行満大阿闍梨となる。2015年十二年籠山行満行。現在、比叡山延暦寺一山大乗院住職、ならびに覚性律庵兼務住職。

【主な著書】

単著『千日回峰行を生きる』(春秋社)、共著『猿之助、比叡山に千日回峰行者を訪ねる』(春秋社)
 

【講演要旨】

真宗大谷派の宗祖親鸞聖人が若き日に修行された比叡山延暦寺には、千年もの歴史がある千日回峰行という修行があります。この修行は自分のための行ではなく、衆生済度を願う化他行であります。また、「歩く行」として捉えられがちですが、「但行礼拝(たんぎょうらいはい)」といい巡拝する修行であり、満行後も一生涯、修行は続くと位置づけられていることなど、千日回峰行の真意をお話しさせていただきます。

 

2018年8月3日(金)



講師名 矢野 きよ実(やの きよみ)
肩書き パーソナリティー・書家
講題 あなたがいるから生きていける

【略歴】

名古屋市大須生まれ。15歳で芸能界デビュー。特定非営利活動法人 愛知万博記念災害・救急医療研究会理事、横山美術館広報大使、ラグビーワールドカップ2019 開催都市特別サポーターなども務めている。また、無敵プロジェクトの代表として現在も被災地や児童養護施設の子どもたちの「心の声」を聞きながら一緒に書を書き、医療・災害、教育現場、福祉、さまざまな分野からの講演依頼に「生きること」「命の大切さ」を伝えている。
 

【講演要旨】

子どもたちに教わったこと・・・
父ちゃんが津波で流された子は「父」と書きます。
「時間」と書いた子はお母さんがいなくなった。女の子は「ひとりにしないで」と。
「そんなもののために生まれたんじゃない」「生きてやる」「100年生きたい」「もどりたい」
子どもたちに教わったことは、人の「言葉」は生きてきた年数ではなく経験からうまれるということ。何十年もかかって大人たちがようやくわかる心の言葉を小さな子どもたちが書にします。心の叫びをみて繋がってください。

 

2018年8月4日(土)



講師名 坂東 元(ばんどう げん)
肩書き 旭山動物園 園長・ボルネオ保全トラストジャパン理事
講題 伝えるのは命 つなぐのは命

【略歴】

1986年酪農学園大学酪農学部獣医学修士課程卒、同年5月 旭川市旭山動物園就職、1995年飼育展示係長、2004年副園長、2009年園長。1997年に「こども牧場」から「ぺんぎん館」「あざらし館」「ちんぱんじー館」「レッサーパンダ舎」「エゾシカの森」「きりん舎」「かば館」などすべての施設のデザインを担当,数々のアイデアを出し具体化してきた。また手書きの情報発信やもぐもぐタイムなどのソフト面でも係の中心となり具体化,システム化を図ってきた。現在は,「ととりの村」の設計を手がけている。ボルネオでの活動も本格化しており、マレーシア国サバ州での野生生物レスキューセンターの建設に着手し第一期工事を終える。

【主な著書】

『動物と向きあって生きる』(角川学芸出版)、『旭山動物園へようこそ』(二見書房)、『夢の動物園』(角川学芸出版)、『ヒトと生き物 ひとつながりのいのち』(道友社)
 

【講演要旨】

科学、技術、医学が進歩し今やSFの世界と思っていた人工知能やロボットが現実のものとなりつつあります。そんな中我々人は様々な命との関わりの中で生きることを忘れ、全てを自己で完結する生き方を歩み始めています。命とは生まれて死ぬから命です。先代から受け継ぎ子孫に引き継ぐ、今この瞬間に生きている生き物は全て気の遠くなるような昔から、今とは違う姿の時代から命を繋ぎ続けてきたのです。決して自分だけで生きて来 たわけではないのです。動物たちの淡々とでも毅然と命をつなぐ姿から何かを感じていただけたら幸いです。

 

2018年8月5日(日)



講師名 宮下 晴輝(みやした せいき)
肩書き 大谷大学名誉教授
講題 仏教は何を教えるのか ―生老病死のなかで―


【略歴】

1949年石川県生まれ。金沢大学法文学部卒業後、大谷専修学院に学び、大谷大学大学院にて仏教学を専攻する。現在、大谷大学名誉教授。専門は古代インドの仏教思想。

【主な著書】

『仏教とキリスト教の対話Ⅱ』(法蔵館)
 

【講演要旨】

仏教は、そもそもなんのためにあるのでしょうか。私たちの生活の日々の中で、どんな意味をもっているのでしょう。今日、こんなことを考えている人はたくさんおられます。でも、それをどのようにしてたずねたらいいのでしょうか。
そのためには、仏教を説いてくださったお釈迦様のことから学びはじめるのが一番いいと思います。お釈迦様はいったい何を教えようとされたのか。その最初にまでもどって考えてみることにしましょう。






 
 
2017年 暁天講座  ※終了いたしました
早起きは「聴聞」の得。

2017年8月1日(火)



講師名 養老 孟司(ようろう たけし)
肩書き 東京大学名誉教授
講題 自己の壁―生命から考える人間の本質

【略歴】
1937年神奈川県鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、1967年医学博士号取得。1981年東京大学医学部教授に就任。1955年東京大学を退官し、1998年に同大学名誉教授となる。1989年『からだの見方』でサントリー学芸賞を受賞。2003年『バカの壁』で毎日出版文化賞を受賞。2006年京都国際マンガミュージアム館長に就任し、現在名誉館長。
 

【主な著書】

『ヒトの見方』『からだの見方』(筑摩書房)、『唯脳論』(青土社)、『バカの壁』『死の壁』『「自分」の壁』(新潮新書)など多数。
 

【講演要旨】

現代は、情報過多と言われる時代にあって、多くの人はスマホがないと不安を覚える世の中となりました。利便性・合理性を追求するあまり、人間の価値までもが情報化・数値化されているとも言えます。そんな中、現代人は「自己」の本質を見失い、「自己」と「他者」がいかなる存在で、どのように関係するかもわからないのではないでしょうか…。解剖学の視点から生命の本質を捉え、人間としての本来の「自己」を見いだし、我々が歩むべき方向を示唆していきます。

 

2017年8月2日(水)

   

講師名 駒沢 勝(こまざわ まさる)
肩書き こまざわ小児科医院長
講題 阿弥陀様と私


【略歴】
1942年広島県三次市生まれ。1968年岡山大学医学部卒業、同大学小児科学教室入局。1969年国立岡山病院小児科勤務。以後白血病など小児科血液学と小児がん領域の患者さんの診察を専攻。その間、科学技術丁長期在外研究員として1973年~1974年米国New York State University UPstate Medical Center 小児科に留学。1983年国立岡山病院小児医療センター小児科医長。1991年岡山県備前市にこまざわ小児科医院を開設、院長。現在に至る。



【著書】
『病気の子どもも日本一』(山陽新聞出版局)、『健康であれば幸せか』『目覚めれば弥陀の懐』(法蔵館)。
 

【講演要旨】

患者さんの死を契機に「死ぬ子は死んでよい、不治の病の子は不治のままで良い」の世界を求め始めました。それ以外彼らの立つ瀬がないからです。超難問でした。親鸞の教えにその答えを探しました。数年の後、答えは意外な方向から来ました。病気や死ぬ子のことではなく、何よりこの罪深い私が、そのまま阿弥陀仏に支えられていたのです。それは私の存在の基盤であり、私の真の救いでもありました。そして全く同じ理屈で、病気や死ぬ子が、否、全ての人があるがままで救われていたのです。私が親鸞から学んだことはそういうことなのです。
 

2017年8月3日(木)



講師名 里雄 康意(さとお こうい)
肩書き 岐阜県緑林寺住職
前真宗大谷派宗務総長
講題 人が人に成る道

 

【略歴】

1949年生まれ。1971年大谷大学文学部卒業。同朋会館補導、大垣教区駐在教導、宗議会議員(現職)、内局参務、宗務総長を歴任。現在、真宗大谷派大垣教区・緑林寺住職。


【講演要旨】
作家の遠藤周作氏は、「人は人の前を横切らずに生きていけない」と言われています。私たちは、この身を守り生きることによって他の存在を傷つけ、損ない、犠牲にしているのであります。しかし、他なる存在を傷つけ、損ない、犠牲にしていても、そのことを無頓着で後ろめたさも疾しさ持つことなく平然と生きているのです。人が人であることを喪失し、仏(真の人)になる手立ても可能性も何もない者です。そのような者に開かれている仏(真の人)に成る道を尋ねます。
 

2017年8月4日(金)



講師名 岡 檀(おか まゆみ)
肩書き 慶應義塾大学SFC研究所
講題 日本で〝最も〟自殺の少ない町から学ぶ、心地よい生き方とは

 

【略歴】

慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科博士課程修了。「日本の自殺希少地域における自殺予防因子の研究」で、博士号取得。コミュニティの特性が住民の心身の健康にもたらす影響について関心を持ち、フィールド調査やデータ解析を重ねている。
 

【講演要旨】

日本で最も自殺が少ない徳島県旧海部町は、ありふれた海辺の田舎町。この町の一体なにが、これほどまでに自殺の発生を抑えているというのでしょうか。私は四年にわたり現地に通い、詳細な調査によってその謎を解き明かしていきました。たどり着いたのは、〝生き心地の良い〟コミュニティを成す五つの要素です。そのユニークな特徴をお伝えし、皆さんとともに考える機会にさせていただければと思います。

2017年8月5日(土)




講師名 南 直哉(みなみ じきさい)
肩書き 福井県霊泉寺住職
霊場恐山院代
講題 「魂」のゆくえ


【略歴】

1958年長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。一般企業を経て、1984年曹洞宗において出家得度。大本山永平寺に上山、約20年に及ぶ修行生活を送る。現在、福井県霊泉寺住職、青森県恐山菩提寺院代(住職代理)
 

【主な著書】

『語る禅僧』(ちくま文庫)、『日常生活のなかの禅』『「正法眼蔵」を読む』(講談社選書メディア)、『老師と少年』『なぜこんなに生きにくいのか』(新潮文庫)、『賭ける仏教』(春秋社)、『恐山』(新潮文庫)、『自分をみつめる禅問答』(角川ソフィア文庫)、『善の根拠』(講談社現代新書)、『刺さる言葉』(筑摩選書)など。
 

【講演要旨】

青森県下北半島の霊場恐山。その院代(住職代理)としての日々において目の当りにしたのは、まぎれもない「死者」の存在でした。大切な人と別れた者にとって、「死者」はどのように立ち上がり、どのような意味を持つのかを私はこの地を訪れる人に学んできました。それは結局、私たち自身の在り方がいかに他者と深く結ばれているかを学ぶことでもありました。今回、そのような私の経験から、人の「魂」の意味を皆さまとともに考えて参りたいと思います。
 

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